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江波山気象館　メールマガジン
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　８月の全国の気象は、総じて、平年並みに近いといえるでしょう。

　西日本を中心に、太平洋高気圧に覆われることが多く、日本のほぼ全域で、月平均気温が平年以上になりました。

　しかし、平年より１℃以上高いところは殆どなく、記録更新は、１地点　都城（３位：26.3℃→27.1℃　＋0.8℃）だけでした。

　降水量は、関東と北陸で平年より多く、房総半島、秋田で170％以上になりましたが、そのほかでは平年以下で、沖縄、瀬戸内沿岸、北海道南部の一部で40％以下になりました。

　南西諸島の雨は、７月と同様に、先島諸島で非常に多く、沖縄諸島で非常に少なくなりました。

　記録更新は、多い方で１地点　酒田（１位：175.8mm　平年比225％）、少ないほうで３地点　名護(１位：59.5mm　同21％）　広尾(２位：58.5mm　同25％）、西郷(２位：8.5mm　同６％)　だけでした。

　日照時間はほぼ平年並みで、北海道、東北北部、四国で平年比　100％〜120％、それ以外で、同80％から100％でした。記録更新の地点はありません。

　台風は、９号、11号、13号と３個の上陸、接近がありました。

　９号は、４日の午後、先島諸島付近を　955hPaの強さで通過しました。西表島で最大瞬間風速、54.6m/s、雨量は先島諸島で200mm〜300mmとなりました。

　11号が26日に三浦半島を通過して、千葉県付近に上陸しました。雨量は房総半島で、150mm〜200mmになりました。

　13号が、31日の午前中、先島諸島付近を　935hPa の強さで通過しました。石垣島で最大瞬間風速59.1m/s、雨量は先島諸島で150mm〜200mmとなりました。

　広島の８月の気象は、月平均気温、27.9℃(平年：29.5℃）、日照時間、215.0 時間(平年：201.5 時間）、降水量、80.0mm（平年：126.0mm)でした。

　平年より雨がやや少なく、日照時間がやや多くなっています。

　まとまった雨になったのは、３度あり、10日に、大気不安定による雷雨性の雨で、32.5mm、15日にも、大気不安定による雷雨性の雨で、9.5mm、21日に、日本海の低気圧から延びる寒冷前線の通過で、33.0mmとなりました。

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