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江波山気象館 メールマガジン
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2006年 2月1号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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暖房期間(暖房と室内温度)・春よ来い
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 厳しい寒さが続いています。各家庭では暖房器具を使用して、冬の寒さを乗り切ろうとしています。
 そこで、暖房が必要な「暖房期間」を見ますと、1日の平均気温が10℃以下になる期間で、最高気温が概ね15℃、最低気温が概ね5〜6℃になる頃です。

 松江や広島など沿岸部では、11月下旬から3月下旬の期間がこれに当ります。
 冬の室内暖房の気温は、一昔前は16〜18℃位が適温とされ、その後17〜24℃の家庭が多くなり、最近はこれよりも高いようです。
 生活様式が変わり室内気温を上げて薄着で暮らすようになったことによるものと思われます。

 また、暖房すると室内の上下で温度差が大きくなります。天井と床上の温度差は3℃くらいがよく、頭と足の高さの温度差は1〜1.5℃位がよいと言われています(扇風機などで空気をかき混ぜる)。換気は窓を一挙に広く開け、素早く閉めると、室内温度もあまり下がりません(汚染空気の入れ替え)。

 一方、暖房した室内は、空気が乾燥しやすくなります。湿度は50〜70%位いがよく、50%未満になると、喉を痛め、風邪もひきやすくなるので、加湿が必要です。
暖房期間の目安
1日の平均気温  10℃以下
最高気温  15℃位
最低気温  5〜6℃
中国地方では 松江・広島:11月下旬〜3月下旬

冬の部屋の快適温度
以前:16〜18℃、その後:17〜24℃
最近:20〜24℃ (薄着の定着)
室内上下の温度差
天井と床上の温度差:3℃位に保つ (扇風機などで撹拌)
頭と足元の温度差 :1〜1.5℃位が良い
換気と湿度
換気:窓は大きく一気に開けて素早く閉める (室内温度はあまり下がらない)
湿度:50〜70%位がよい。50%未満ではノドを痛め、風邪を引きやすくなります。
また、低湿度では血液が粘りやすくなり、心筋梗塞などが発症しやすくなります。
(加湿器などの使用)
 省エネルギーが提唱されています。室内では暖かい衣服や重ね着をし、暖房器具をこまめに調節して、室内温度を少しげるだけで、エネルギーが節約できます(ウオームビズ)。

 立春も過ぎましたが、厳しい寒さが続いています。でも陽だまりの畑の隅には水仙の花も咲き始め、春はもうすぐです。時々、最高気温が15℃を超える日が現れると、お出かけ気分になります。

 広島では、最高気温の平年値が3月25日から15℃になります。ちょうど、桜の花が咲くころに当ります。でもこのころまでは、寒暖の差が大きくなる季節です。暖かいかと思えば、翌日は一転して、余寒や寒の戻りで震えることがあります。風などひかれないよう体調の管理に注意してください。