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2006年 3月1号 | ||||||
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ |
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「光の春・音の春・気温の春」 | ||||||
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3月も半ば近くになり、ずいぶん陽射しも眩しくなり、日暮れ時刻が遅くなってきました。冬至のころに比べ、日脚(日中の時間)もずいぶん伸びて、太陽高度が高まり、陽射しも強まってきました。 でも、“春は名のみの風の寒さや”と歌われるように、寒さのぶり返し(寒の戻り)で思ったほど気温が上がらないのがこの季節です。 動物や植物の中には、気温の上昇より光に反応して冬眠から目覚めるものが沢山あります。人が寒さに震えていても、芽吹きや、花を咲かせて春の到来を知らせてくれます。このようなことから「光の春」とも呼ばれます。 では、「光の春」と言う言葉は、最初どこで始まったのでしょうか?「光の春」は、ロシア(旧ソビエト)で始まったと言われています。ロシアなど高緯度地方の冬は暗く陰鬱で長く続きます。 春とは言え気温は低いため、人々は太陽の明るさで春を感じるのです(高緯度地方ほど日脚の伸びが速い)。 次に、「音の春」とはどのようなことを言うのでしょうか? 雪の多い地方では、雪崩の音とともに春がやってきます。雪解けの音、雪解け水で増水した川の音、鳥の鳴き声、雪で閉ざされた家から出て話し合う人の声など、いずれも春の到来を告げる音「音の春」と言えます。 「光の春」や「音の春」、そして春分(彼岸)を過ぎる頃からは“暑さ寒さも彼岸まで”のたとえどおり、気温も上昇して「気温の春」へと移行します。 この頃から、最高気温の平年値が15℃を超えるようになり、ソメイヨシノ(桜)が咲くようになり、春本番となります。 今年の春の使者をご紹介しています。
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