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2006年 10月1号 |
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ |
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「特異日と東京オリンピック」 |
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過去、統計的に晴れる日が多かったり、雨が降りやすかったりする日のことを特異日といいます。 10月の特異日でよく知られているのは10月10日です。10月10日は、今から42年前に開催された東京オリンピックの開会式が行われた日です。 夏季オリンピックとしては おそめのこの日が開会式に選ばれた理由のひとつが、「10月10日が晴れの特異日だったから」だそうです。 このほか、夏の間、東京は高温多湿であることや10月上旬までは秋雨前線の影響があることなど、お天気の条件によるところが大きかったようです。 オリンピック開会式当日は移動性高気圧に覆われて運動には絶好の天気だったそうです。 その後、10月10日は東京オリンピックの開会式を記念して「体育の日」として昭和41年に祝日に制定されました。以降、10月10日は、晴れの特異日と体育の日ということで、運動会日和とされてきました。 しかし、広島では過去120年間の晴天率をみると秋雨前線や台風の影響などもあり66%と特に天気が良い日ではないようです。むしろ10月後半のほうが70%を超す晴天率で、安定した晴れの天気がつづきやすくなります。 また、平成12年にはハッピーマンデー制度により体育の日は10月の第二月曜日に固定され、10月10日は運動会という習慣もなくなってしまいました。 10月10日が晴れの 特異日だったということも、次第に忘れられていくのでしょうか。 |