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2006年 11月1号 |
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ |
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「秋深し・時雨の季節」 |
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日の出時刻と日の入り時刻が近づき、11月一ヶ月で日中が1時間近く短くなります。 地面は熱しやすく冷めやすいので、夜が長くなるとそれだけ放射冷却により冷え込みが強まり、霜が下りやすくなります。山の上は、熱が逃げやすいので、低地よりよく冷えます。 「秋深し」の頃は沿岸部の気温が14℃〜17℃なのに対して、山間部は7℃〜8℃、時たまよく冷えると2℃〜3℃にまで冷え、早朝の屋外作業は確実に手袋が必要になります。 この時期は、沿岸部と山間部の気温差が大きいのも特徴です。霜が下りる日が確実に近づいています。 しかし、1961年〜1987年の過去27年間の平均の広島の初霜の日は11月30日、1971年から2000年までの過去30年間の平均は12月7日。温暖化の影響によるものかもしれませんが、初霜の日が遅くなっています。 11月は時雨の季節、時雨れた次の日は小春日和。時雨は小雨であり、この季節、上空の風も流れが速く地上の天気変化も早くなります。 農村では秋の収穫祭も終わり、1日あまりの小春日和は貴重な冬支度のできる日です。 ※初霜の日は広島地方気象台(広島市中区)での観測によるものです。 |