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江波山気象館 メールマガジン
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2007年 1月1号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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「寒さと体感温度」
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 寒さが身にしみる季節ですね。風が強くなると、より寒さを感じます。
 
 私たちが寒さを感じる主な原因は、気温が低いと皮膚から奪いとられる熱が多いことが関係しています。

 通常、私たちの体温は、体内でつくられる熱と体から奪われている熱の量がバランス良く保たれており、36℃〜37℃の一定の温度を保っています。

 ですが、気温が低いときなど体温と温度差が大きいときは、体内の熱の量よりも奪われていく熱の量が大 きくなるため、体の熱が下がり、寒く感じます。

 同じ気温でも、風が吹いているときは、吹いていないときよりも寒く感じます。風が吹くと、私たちの皮膚に接している、体の熱であたためられた空気が飛ばされてしまい、肌に直接冷たい空気があたるためです。

 一般には、風速が1メートル増すごとに体感温度は1℃下がると言われています。

 このように、実際の温度と違い、私たちの体が感じる温度を体感温度といいます。

 外出するときには、冷たい空気や風が直接皮膚にあたらないように、マフラーやタートルネックのセーターを身に着けるなど防寒対策をこころがけ、寒さと上手につきあいましょう。