天気予報夜間標識用ランプ
収蔵品No.



 昭和30年ごろまでは、気象台や測候所などに天気予報標識という旗を揚げて
天気予報や警報の発表を伝えていました。標識は三角形と四角形の旗を使い大
きさや色の違いによって風向きや天気、寒暖の傾向などを表しました。夜間は
旗に代えてランプを使い天気の予報を伝えました。形は球形で白色が晴れ、橙
色が曇り、青色が雨、緑色が雪を表し、上に緑色、下に白色のランプをつけた
場合は雪のち晴れを意味していました。また、このランプは注意報や警報にも
使用され、風については赤色が使われました。風雪注意報なら赤色と緑色のラ
ンプを、大雪注意報なら緑色のランプを2個上下に並べてあらわしました。