回転式日照計
収蔵品No.

 
 
 日照とは、太陽の光が地上を照らすことをいいます。太陽の直射光によって、物の
影ができるかどうかが日照のあるなしのめやすとなります。
 一日の中で日照のあった時間を日照時間といい、日照時間の観測をするのが回転式
日照計です。日照計のガラス円筒の軸は南北に、角度は観測地の緯度に合わせて設置
されます。ガラス円筒内には、30秒で一回転する鏡が取り付けてあり、この鏡によっ
て太陽光はガラス円筒頂部にある受光部に集められます。受光部に入った光の強度が
基準の値を超えたときに、日照ありの信号が記録装置に出力されます。
 日照計には小型送風ファンが取り付けられていますが、これは防霜、防塵のための
ものです。