原爆と気象台 昭和20年8月6日 原爆の傷跡 枕崎台風 Photo   

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 原子爆弾被害調査メモ
  昭和20年8月6日の原子爆弾被害、そして同年9月17日に
  広島を襲った枕崎台風との二重災害についての調査が、
  気象台の職員によって行われました。

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 降下物の分布図
  原子爆弾の爆発、爆発後に発生した火災による上昇気流
  などで巻き上げられたものがどのあたりまで運ばれ、
  降下したかが詳しく調べられています。

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 火災の範囲
  原子爆弾による火災の範囲が記されています。

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 気象への影響@ 気流の分布
  原子爆弾が投下された時刻は、海風と陸風が交代する、
  凪(なぎ)の時間帯にあたっていました。
  原子爆弾の爆発によって発生した火災により風の流れが
  生じたこと、火災による旋風(つむじ風)数箇所で発生
  したことなどが記されています。

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 気象への影響A 降雨時間の分布図
  原子爆弾の爆発後、火災によって上昇気流が発生し、
  その後雨が降りました。雨は火災による煤などにより
  黒くなり、放射能による影響も問題となっています。

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 気象への影響B 雨の開始時間
  爆心地を中心とした雨の降り始めの時間が記されて
  います。爆発の閃光のあと20分から1時間後に降り
  始めたところが多く、一部では4時間が経過してから
  降り始めた場所もあることが記されています。

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 気象への影響C 雨の終了時刻
  原子爆弾被害調査報告書によると、早いところでは
  9時から9時30分ごろにはあがり、北西方向に向かって
  雨の終わる時刻が遅くなっていくことが記されて
  います。

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 雨の範囲と飛散物の方向
  原子爆弾の爆発後に降った雨の範囲は爆心地から
  北西方向に広がり、爆発によって吹き飛ばされたものが
  運ばれた範囲も山を越えて、北西方向に多く見られる
  ことが記されています。
黒い雨について
原子爆弾の爆発にかかわる、雨の範囲の資料につきましては、原爆症の認定や被爆者援護において問題点が指摘されています。このたび、当時の調査資料等の紹介をしますのは、原子爆弾災害に立ち向かった、当時の気象台員の取り組みを歴史的事実として紹介するものであり、みなさまのご理解をお願いいたします。
 広島市江波山気象館